今日、注文中の銘柄を眺めていて、ふと気づいた。
デイトレードをしていた頃は、出来高をかなり気にしていた。
出来高がなければ、値動きが生まれない。
売買が成立しない。
だからデイトレードでは、出来高は非常に重要だった。
しかし、清原式に移行してからは、出来高をほとんど見なくなっていた。
現在は、まずNC比率を見る。
- NC比率が高いか。
- 配当利回りはどうか。
- 自己資本比率は十分か。
そうした企業の中身を中心に銘柄を見ている。
そして、株価が下がったところに指値を置く。
今日、注文中の銘柄を一覧で見ていた。
すると、銘柄によって出来高にかなり差があることに気づいた。
1日の出来高が1,500株程度ある銘柄もあれば、700株、100株程度の銘柄もある。中には、その日の出来高がほとんどない銘柄もある。
そこで、ふと思った。
清原式でも、出来高を気にした方がいいのではないか?
ただし、デイトレードのときとは意味が違う
最初は「出来高が少ない銘柄は避けるべきなのか?」と考えた。
しかし、よく考えると、清原式ではデイトレードとは意味が違う。
デイトレードでは、
出来高がなければ、売買できない
という問題がある。
一方、清原式では、
出来高が少ないからこそ、株価が歪む
という側面もある。
- 売りたい人も少ない。
- 買いたい人も少ない。
だから、少し大きな売りが出るだけで株価が大きく下がることがある。
そして、そのような場面で、企業の価値に対して株価が安くなっていれば、清原式の指値が刺さる可能性がある。
つまり、
出来高が少ないこと自体は、悪いことではない。
むしろ、小型株の割安株を狙う清原式では、出来高が少ないことが株価の歪みを生み出している可能性もある。
では、出来高は何のために見るのか
ここで、出来高の役割を考え直した。
NC比率は、
その会社にどれだけ余力があるか
を見る指標。
PERやPBRは、
株価がどれくらい割安か
を見る指標。
業績は、
会社が実際に稼げているか
を見る。
では、出来高は何を見るのか。
僕は、
自分がどれくらいのポジションを持っていいか
を見る指標として使えるのではないかと思った。
つまり、
NC比率は「買っていいか」を判断する
出来高は「どれくらい買っていいか」を判断する
ということ。
これは、かなりしっくりくる。
例えばカーメイト
現在、カーメイトには、
- 820円:400株
- 750円:700株
- 680円:500株
の指値を入れている。
全部刺されば、
合計1,600株、投資金額119万3,000円。
しかし、もしカーメイトの1日の出来高が100株程度しかないとしたら、1,600株というポジションは、通常の出来高の16日分に相当する。
もちろん、毎日100株しか売買できないという意味ではない。
しかし、将来売却するときに、自分の売り注文が市場に対して大きな存在になる可能性はある。
一方、1日の出来高が1,500株ある銘柄であれば、1,600株の保有は、平均的な1日分の出来高に近い。
同じ100万円を投資しても、売却のしやすさはまったく違う。
ここは今まで、NC比率ばかりを見ていて、あまり考えていなかった。
出来高で銘柄を落とす必要はない
ただし、ここで注意したい。
自分は、出来高が少ない銘柄を候補から外したいわけではない。
それをやると、清原式の面白さを失う可能性がある。
小型株は、そもそも出来高が少ない銘柄が多い。
そして、出来高が少ないからこそ、誰かが投げ売りしたときに、株価が大きく下がることがある。
そのときに、企業価値を見て指値で待っている投資家が拾う。
これは、清原式の本質に近い。
だから、
出来高が少ないから買わない
ではなく、
出来高が少ないなら、ポジションサイズを考える
という使い方がよさそうだ。
今のところの仮説
現在の自分の考えはこうだ。
NC比率
企業の安全性を見る。
清原式の入口。
PER・PBR
株価が割安かを見る。
業績
会社が実際に稼げているかを見る。
出来高
その銘柄にどれくらいの金額を投入するかを考える。
つまり、出来高は選別条件ではなく、ポジションサイズの調整に使う。
これなら、清原式の「安い小型株を拾う」という本質を壊さずに、流動性という現実的な問題も考慮できる。
今日の結論
今までの自分は、
NC比率が高い銘柄なら、資金枠の範囲内で買えばいい
と考えていた。
しかし、これからはもう一つ、
そのポジションは、その銘柄の出来高に対して大きすぎないか?
という視点を持ちたい。
まだ具体的なルールは決めない。
例えば、
保有株数 ÷ 1日の平均出来高
を見る方法はありそうだ。
自分の保有株数が平均出来高の何日分に相当するのか。
これは、売却時の流動性を考える上で分かりやすい。
ただし、数字で厳密に制限しすぎるのも違う気がする。
なぜなら、清原式は、誰も見向きもしないような小型株の歪みを拾う投資だからだ。
したがって、現時点での結論は、
出来高は見る。
しかし、出来高が少ないから候補から外すわけではない。
出来高が少ない銘柄ほど、ポジションサイズを慎重にする。
ということにしておく。
NC比率は企業の安全性。
株価は市場の評価。
出来高は自分のポジションの大きさを考えるための市場の流動性。
この3つは、それぞれ違うものを見ている。
これまで自分は、NC比率という「企業側」の数字に集中していた。
でも、投資は企業だけを見ていればいいわけではない。
どれだけ安全な会社でも、自分が大きすぎるポジションを持てば、売るときに困る。
この視点は、今後の清原式に追加してもいいかもしれない。📊
