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寄り前の判断:「円高がネック、見送り濃厚」

朝5時の米市況は文句なしだった。
ダウ+1.24%、ナスダック+2.02%、SOX+4.48%、CME日経先物+4.66%。VIXも17.40と落ち着いていた。
ただし気になったのはドル円▲1.01%の円高と、原油▲6.15%という2つの逆風だった。
6条件中クリアは約60%の「要観察」判定。
このとき自分の仮説はこうだった。
「先物+4.66%でギャップアップするが、円高と原油急落が重しとなり、寄り天になる」
9:00〜9:15:仮説を補強するような動き
9時の寄り値は60,216円(+1.18%)。
先物62,020円に対して現物は大きく下でスタートした。
ドル円も156.23円と円高継続。「やはり上値は重い」と読んだ。

9:15のチャートでは寄り値の高値を更新できず、5分足の形状も逆三尊ぽく見えた。
出来高も調整していた。

エントリー判断:見送り。
前場引けの結果:見送り失敗、ただしルール違反ではない

蓋を開けると62,135円(+4.41%)で前場引け。
後場も続伸し、終値62,833円、+3,320円という大幅高で終わった。
条件クリアは後から見ると83%で「OK」の水準だった。
円高も原油安も市場に完全に無視された。
需給一辺倒の相場を読み切れなかった、というのが正直なところだ。
ではなぜ、円高▲1.01%・原油▲6.15%という逆風を市場は無視できたのか。
自分なりに考えると、今日の相場の主役は「停戦期待」という一点突破の材料だったからだと思う。
ファンダメンタルの逆風が複数あっても、市場参加者が「とにかく買いたい理由」を一つ持ったとき、それ以外の材料は一時的に機能しなくなる。
これは今後も起きうるパターンだ。
「大きな一点材料 × ギャップアップ」の組み合わせのときは、条件③がNGでも別の判断軸が必要かもしれない——そう認識しておくだけで、次回同じ場面での判断が変わってくるかな。
- ただし清原式の本筋は保有株の含み益を拡大させること
- インデックスを追いかけることではない
- 保有株の評価損益は+16,886円
と、結果はきちんとついてきたので、ルール違反ではない。
東京機械製作所(6335)が+7.42%上昇——なぜ他の保有株は動かなかったのか
自分の保有株である東京機械製作所が今日+7.42%(472→507円)上げた。
- 出来高は40,300株と普段の約3倍。
- しかし適時開示もニュースも出ていない。
最も合理的な説明は**「決算期待の先回り買い」**だと思う。
決算発表は5月12日と5日後。
- PBR 0.50倍・PER 6.02倍という極端な割安水準
- 同業の東京自働機械製作所(6360)が4月30日に上方修正を発表していたという事実
- そして平均出来高1万株台という薄商い構造
——これらが重なって、4万株レベルの買いが入っただけで+7%超動いた。
材料なし × 出来高急増 × 決算5日前 × 超割安 × 同業好決算連想。
ここで一つ疑問が湧いた。
同じNC≥1.0の保有株である大村紙業(3953)や中央可鍛工業(5607)には、同じような現象が起きなかった。
なぜか。
仮説としては、
- 東京機械製作所には「同業他社の上方修正」という直近の連想材料があったこと、
- 出来高の薄さと割安度の絶対値が他の2銘柄より際立っていたこと
が理由として考えられる。
大村紙業や中央可鍛は確かに割安だが、セクター連想を呼ぶような直近の好材料が同業他社から出ていない。
材料の連想経路があるかどうかが、思惑買いの発火点になるかを分けているのかもしれない。
来週の決算に向けたポジション確認
東京機械製作所の決算は5月12日。
決算前の思惑買いで上げた銘柄は、決算内容次第で急落するリスクも当然ある。
清原式的には「NC比率が高い銘柄は長期保有が前提」だが、決算通過後に失望売りが出た場合の対応は事前に想定しておく必要があると思っている。
今日の+7.42%は喜ばしいが、来週の決算を冷静に見る準備をしておく。
今日の相場全体を振り返って
日経平均は+3,320円という大幅高だったが、自分の割安小型銘柄の値動きは相対的に薄かった。
これは今日に始まった話ではなく、需給一辺倒・停戦期待相場においては、市場の資金が大型株・グロース・輸出株に集中しやすい構造があるからだと思う。
小型割安株が動くのは、相場全体が落ち着いてファンダメンタルに目が向いたときだ。
今日のような「上がるから買う」相場では、清原式の銘柄は静かに保有して待つしかない。
——それがこのスタイルの本質でもある、かな。
