投資戦略

AIは「外付けの脳」──60代投資家がAIと付き合う流儀

新しいAIツールが毎週のように登場する。

Claude Code、NotebookLM、MCP連携、エージェント型AI……。

追いかけようとすればキリがない。自分も最初はそのループにハマりかけた。

でも今は、自分なりの軸が決まっている。

AIはあくまでも「第二の記憶力と、応用力の高い脳」だ。


全部任せると、投信と同じになる

投資信託は便利だ。本業が別にある人にとっては、合理的な選択肢の一つだと思う。

でも自分は2027年に法人化して投資を本業にしようと考えている。

その立場からすると、AIに丸投げすることは投信を選ぶのと同じになってしまう。答えは出るけど、自分の投資力は一切育たない。

相場が荒れたとき、イレギュラーな局面に立たされたとき、自分の頭で判断できなければ意味がない。

AIは思考を代替するものではなく、思考の質を上げるものだ。


60代からは「必需品」になる

ただ、もう一つの現実がある。

加齢とともに、記憶力と応用力は落ちていく。これは避けられない。40代・50代と同じやり方で情報を処理しようとすると、どこかで限界が来る。

自分はそれをAIで補おうと考えている。

ObsidianにノートをためてVault QAで引き出す仕組みは、まさに「外付けの記憶装置」だ。

過去に読んだ決算短信、書いたブログ記事、気づいた投資哲学。それらを劣化させずに保存して、必要なときに引き出せる。

若いころは頭の中にあったものが、AIとObsidianの中に移っていく感じだ。


道具に使われないために

新しい技術が出るたびに飛びつくのは、道具に使われている状態だと思う。

自分の軸は変わらない。清原式で日本の小型株を自分の目で見て、自分の頭で判断する。

AIはその判断の精度を上げるために使う。

技術は手段であって、目的ではない。

60代からの投資家にとって、AIは「楽をするためのツール」ではなく「衰えを補い、思考を深めるための必需品」になると自分は思っている。


 

これは自分自身への戒めでもある。