デイトレにおいて、寄り付きでのエントリーはリスクとリターンのバランスが重要になります。
特に、寄り成り注文(市場が開くと同時に成行で買い注文を入れる手法)は、適切な戦略を持つことで大きな利益を狙うことができます。
本記事では、寄り成りエントリーの手法を時系列に沿って整理し、効果的なトレード戦略を紹介します。
目次
寄り成りエントリーの基本フロー(時系列)
1. 前日夜の準備
- 前日のPTS(私設取引システム)をチェック
- PTS市場で大きく動いた銘柄があるか確認。
- 材料が出た銘柄の出来高・価格変動を確認。
- 「かぶたん」の明日の好悪材料を確認
- 材料がある銘柄をリストアップ。
- 好材料(決算・提携・新技術など)/悪材料(決算悪化・不祥事・規制など)を分類。
2. 当日朝の市場チェック(8:00〜8:50)
- 日経平均先物の動向を確認
- NY市場の影響やCME日経平均先物の動きを見て、全体の地合いを判断。
- 大幅ギャップアップ or ギャップダウンの可能性を意識。
- 監視銘柄の気配値をチェック(8:50以降)
- 8:50過ぎの気配値を見て、寄りの強さを確認。
- 寄り付きの気配値が前日比 +30円以上なら注目。
- 板の厚さや歩み値の流れを確認。
3. 寄り前の最終判断(8:55〜9:00)
- 直前の注文状況と歩み値を確認
- 成行買い・売り注文の増減を見て、直前の需給を確認。
- 例えば「寄り前に買い注文が急増している=初動の勢いが強い可能性」など。
- 寄り成りで買うか、寄り直後の動きを見て判断するか決める
- 確実に強いと判断できる場合 → 寄り成りエントリー
- 不安要素がある場合 → 寄りの値動きを見てエントリーを検討
4. 寄り付き直後の動き(9:00〜9:05)
- 寄り直後の1分足をチェック
- 買い板・売り板のバランスを見て、上昇の勢いを確認。
- 大きな売りが入らず、出来高が増加しているなら強気継続。
- 逆に、寄り付き後すぐに下がるようなら注意が必要。
- 寄り付き後の最初の1分足の安値を損切りラインに設定
- 寄り付き後すぐに20円以上下がるなら撤退を考える。
- 5分足の安値を割った場合も損切りを検討。
5. その後の展開(9:05〜9:30)
- エントリー後の利確・損切り戦略
- 目標利確は +40円以上 を目指す(リスクリワード1:2を意識)。
- VWAP割れ or 5分足の安値割れで損切り。
- 出来高が増えているか確認
- 初動で出来高が増え続けていれば、強いトレンドが継続する可能性。
- 逆に、出来高が減少し始めたら一旦利確を検討。
寄り成りエントリーに適した銘柄の条件
✅ 前日PTS・かぶたんなどで材料が出ている銘柄
✅ 8:50時点の気配値が前日比 +30円以上で推移
✅ 板が厚く、歩み値のスピードが速い銘柄
✅ 寄り付き後の1分足で陽線が出ている
まとめ:寄り成りエントリーは慎重に使いこなす
寄り付きでのエントリーは、銘柄選びと市場の流れを的確に読むことが重要です。特に「寄り付きで30円以上上昇する銘柄は、その後も上昇しやすい」というデータを活用しながら、慎重にエントリーを検討しましょう。損切りラインを明確にし、リスクリワードを意識したトレードを心がけることで、寄り付きの利益を最大化できます。