相場日記と分析

株デイトレの成長日記:10月の反省と改善点を次のステップへ

10月は株デイトレに本格的に挑んだ最初の月でしたが、結果は収支-35,706円

初心者らしい試行錯誤が多く、苦い経験も数々ありました。

しかし、失敗から学び、次の一歩へとつなげる改善も進めています。

この記事では、私が直面した課題や得られた学び、そして11月の目標について詳しくまとめていきます。

10月度の収支と感想

株デイトレを始めて間もない10月は、「戦略なしに1分足の下ヒゲ頼りのトレード」を繰り返し、5,000円から7,000円の負けを重ねてしまいました。

デイトレで勝つためには分析力(5分足で次のどうローソク足は動くのか)と戦略(20EMAが200EMAのクロス)が不可欠であり、初期段階ではそこが大きな弱点でした。

 

1銘柄への集中がきっかけ

10月の中旬以降、負けが少しずつ減り始めました。

そのきっかけは1銘柄(今回は三菱重工業)に集中したことです。

特定の銘柄に集中すると、動きを詳細に把握しやすく、無駄なトレードを減らせます。

この絞り込みが、トレードの精度向上につながったと実感しています。


下ヒゲ:ローソク足の下部の「ヒゲ」部分。価格の一時的な下落を示すが、これが必ず反発するわけではないため、安易なトレードは危険。
1分足:1分ごとの価格の動きをローソク足で表したチャート。デイトレに向くが、変動が激しいため、慎重な見極めが必要。

 

チャート設定の工夫と視認性の向上

視認性の問題も10月のトレード成績に影響しました。

証券会社のアプリではサポートラインとレジスタンスラインが見づらく、エントリーやエグジットの判断がしにくかったです。

その解決策として、トレーディングビューの月額課金プラン(約1,000円)に加入し、チャートをHyper SBI2のフル板横に表示しました。

PR: トレーディングビュー

 

効果的なチャート配置

現在のチャート配置は以下のように設定しています:

  • 左上:15分足
  • 右上:5分足(メイン)
  • 左下:1時間足
  • 右下:1分足

特に5分足を中心に据えることで、全体像がつかみやすく、価格帯の移り変わりを効率的に観察できます。

1分足でのタイミングをつかむときにも、5分足とのバランスで無理なエントリーを抑えられました。


サポートライン:株価が下がるのを支えるラインで、この付近で反発しやすいとされる。
レジスタンスライン:株価の上昇を抑えるラインで、この付近で下落しやすいとされる。

 

フル板活用でトレード精度を向上

フル板(Full Order Book)は、株価の動向をより詳細に見るための強力なツールです。

特に、三菱重工業のような大型銘柄では、価格帯ごとの指値の集中や買い・売りの意欲を可視化するフル板が重要です。

UnderとOverの確認でエントリーポイントを見極める

具体的には、**Under(買いの勢いが強い価格帯)Over(売りの勢いが強い価格帯)**を参考に、自分のサポレジと照らし合わせながらエントリーポイントを検討しています。

これにより、利益の出やすいタイミングや過熱気味のタイミングが判断しやすくなりました。


フル板:買いと売りの価格帯を一覧で表示するツールで、株価の動きを予測するのに役立つ。
Under:特定価格帯における買いの指値の多さを示す。
Over:特定価格帯における売りの指値の多さを示す。

 

「反転」と「反発」の違いを意識するトレード

もう一つの改善点は、反転と反発の違いを意識することです。

以前は、「下ヒゲが出た=反発」と単純に捉え、エントリーしていましたが、反発(短期的な戻り)と反転(トレンドの転換)は異なります。

反発と反転の見極めが勝ち負けを左右する

例えば、ある価格帯での「反発」が確認された場合でも、それが「反転」して上昇トレンドに変わるかどうかは別の判断が必要です。

反発を見極めた後に、1時間足や5分足の流れを確認することで、冷静なエントリーが可能になりました。


反転:トレンドが転換すること。例:下降トレンドが上昇に転じる場合。
反発:一時的な価格の戻り。大きなトレンドには影響しない。

 

少額トレードの大切さを実感

10月の実践を通して、「1銘柄100株での勝利を積み重ねることの大切さ」を痛感しました。

初心者のうちから多額の資金を投じるのはリスクが大きく、また、無理なエントリーが続けば損失も増えます。

小さな成功から次のステップへ

まずは少額でトレードを繰り返し、地道に経験を積み上げることが重要です。

この方法で、自分に合った投資手法やエントリータイミングが徐々に身についてきました。

次の目標は、100株での勝利を継続し、資金を増やすステップに進むことです。

11月の目標と今後の課題

今月の目標は、プラ転で終えること、さらに自分に合うトレード手法を少しずつ増やし、確立することです。

日々の反省と改善を怠らず、「負けないトレード」を第一に据えて取り組んでいきます。

また、日経新聞を後場大引け後に読むことも習慣化し、相場に対する知識を深める予定です。

投資で大切なこと:絶対はない、柔軟な姿勢を

投資に「絶対」はなく、常に柔軟な思考で市場の変化に対応することが求められます。

月次の収支がマイナスに終わったとしても、そこから学ぶべきことは多く、改善の機会を見つけられる限り、成長は止まりません。

今後も負けから学び、次の勝利につなげるトレードを続けます。