保有銘柄

FONFUN(2323)を保有する理由と財務・成長性の分析

✅投資の背景とCEOへの共感

FONFUNを保有している最大の理由は、CEO水口翼氏のユニークな思想と生き方にある。

40代の若さで子供が8人という家庭を持ちながら、勢力的に経営に取り組む姿勢は並外れている。

水口氏は、最初は社外取締役として関与し、徐々にその会社への関与度を強め、最終的には大方の株を取得するスタイルを貫いている。

FONFUNにおいても、51%以上を水口氏の企業が所有しており、これは「株価だけを追う連続起業家」とは一線を画す姿勢であり、長期的な企業価値を重視している点に好感が持てる。

📊財務状況とネットキャッシュ率(2026年3月期予想)

  • 売上高:1,908百万円(前年比+15.1%)
  • 営業利益:204百万円(+9.0%)
  • 純利益:193百万円(+9.6%)
  • EPS(1株利益):27.58円
  • 現金及び現金同等物:770百万円
  • 有利子負債:短信記載なし(借入依存度は低い)
  • ネットキャッシュ率(清原式):約13.9% → 資産株基準を満たす水準

自己資本比率も43.6%と安定しており、財務的には健全な状態を維持している。

📈株価評価指標(2025年12月時点)

  • PER:28.41倍
  • PBR:5.26倍
  • ROE:21.75% → 高収益性

PERはやや割高だが、M&Aによる成長期待込み。PBRは高めだが、ROEが高いため妥当性あり。

🚀経営方針と成長戦略

  • M&A戦略:2026年3月期第1四半期にインバウンドテクノロジー社からITフリーランスマッチング事業を譲受
  • 事業拡張:SMS通知、リモートメール、DXソリューションなど多角展開
  • 企業価値向上を目的とした積極的なM&A推進

水口氏の経営スタイルは、単なる買収ではなく「関与→理解→取得」というプロセスを踏んでおり、企業文化や人材を尊重した成長戦略が見える。

⚠️懸念点とリスク

  • M&Aによる資金効率の低下 → 営業CFは安定しているが、投資CF・財務CFはマイナス傾向
  • 人材育成の課題 → 急成長に伴う組織力の強化が必要
  • 株主構成の偏り → 水口氏の影響力が強く、流動性やガバナンス面での懸念も残る

📝投資戦略(忘備録)

  • 保有中:FONFUN(2323)
  • 仕込み価格:798円で購入済み
  • ナンピン予定:700円で追加購入予定
  • 追加指値:1,800円でも設定済み
  • 仕込み理由:CEO水口翼氏の思想と経営スタイル
  • 懸念点:資金効率と人材育成

💡まとめ

FONFUNは、財務的に健全でありながら、CEOの思想に共感できる数少ない銘柄。資産株としての安定性と、テーマ株としての成長性を兼ね備えたハイブリッド銘柄として、ポートフォリオの中核に据える価値がある。