投資備忘録

🛡️ 清原式・月1回スクリーニング運用ルール(備忘録)

■ なぜ月1回でいいのか

清原式の本質は
**「企業の成長を当てにいくこと」ではなく
「価格が歪んだ瞬間だけ拾うこと」**にある。

そのため、

  • 毎週スクリーニング

  • 毎日条件検索

は不要。
むしろやりすぎるほど判断がブレる

👉 月1回+暴落時のみが最適解。


■ スクリーニング実施日

📅 毎月・月末の土曜日

理由:

  • 市場が閉まっていて冷静に見られる

  • 月次の下落・決算失望・権利落ちがすべて反映済み

  • 「見た勢いで売買」事故を防げる


■ 使用ツール

  • 会社四季報オンライン


■ スクリーニングで見る項目(重要)

① PBR(まず歪みを見る)

  • 目安:0.3〜0.6倍

  • 市場が会社の価値を極端に安く見積もっているか

👉 ここが一番重要。


② ネットキャッシュ(潰れないか)

  • 現金 − 有利子負債

  • 目安:プラス or ほぼゼロ

👉 最悪の相場でも「死なない」条件。


③ 自己資本比率(耐久力)

  • 原則:60%以上

  • 理想:70%以上

  • 例外OK:

    • 40〜59%でも

      • ネットキャッシュあり

      • PBRが極端に低い

👉 70%縛りはしない(銘柄を削りすぎる)。


■ PERを使わない理由

  • 業種による振れ幅が大きすぎる

  • 一時的な利益・損失に左右されやすい

  • 清原式はPLよりBS重視

👉 スクリーニングではPERは見ない
(最終確認で異常値チェックのみ)


■ 月1回スクリーニングでやることリスト

⏱ 所要時間:30分以内

1️⃣ 条件に合う銘柄を抽出
2️⃣ 気になる銘柄を最大10社までに絞る
3️⃣ 以下を軽く確認

  • 事業内容が理解できるか

  • 何で嫌われているか
    4️⃣ 即買いはしない
    5️⃣ 「下で拾う用」の指値候補としてメモ

👉 この時点では買わないのが正解


■ 例外ルール(臨時スクリーニング)

以下が起きた時のみ、月1回以外でも実施:

  • 日経平均 −10%以上

  • TOPIX −8%以上

  • VIX 25超

👉 相場が壊れた時だけ追加で見る。


■ この運用で守ること

  • 銘柄を増やさない

  • 価格が来るまで待つ

  • 成行で飛びつかない

  • 「下で拾う箱(資産バスケット)」を育てる


■ まとめ

  • 月1回・月末土曜

  • 見るのは

    • PBR

    • ネットキャッシュ

    • 自己資本比率

  • PERは使わない

  • 買うのは暴落時だけ

👉 探す投資ではなく、待つ投資