BS四半期分析

BS四半期分析:トライアイズ(4840)🧱 資産耐久(成長性低/財務強)

2026/02/25

① この銘柄をどういう前提で扱うべきか

まず結論から言う。

これは成長株ではない。
今は明確に 「資産耐久株」寄り」 だ🧱

売上 1,424百万円(前年比+48%)
だが営業損失 ▲204百万円。

本業は赤字。

一方で

  • 総資産 4,969百万円
  • 純資産 4,362百万円
  • 自己資本比率 86.4%

財務は異様に堅い。

つまり

「成長を買う株ではない」
「崩れないことを前提に歪みを待つ株」

ここを誤ると
“なぜ上がらない”とイライラすることになる😐

本稿では
市場で派手に評価されない前提でどう扱うか
で整理する。


② 事業は何によって支えられているか

構造は

✔ 不動産関連(資産回転型)
✔ 建設コンサル(フロー型)

基本はフロー依存。
ストック型は弱い。

特に今回、

長期未収入金 680百万円増
貸倒引当金 672百万円増

ほぼ全額引当。

これは
不動産案件の質が悪化した証拠⚠️

営業CF ▲849百万円

営業でキャッシュを燃やしている。

つまり今は

「事業が支えている」状態ではない。

支えているのは
過去の蓄積資産

ここを冷静に見る必要がある🧊


③ その収益はどれくらい安定しているか

安定性は正直、弱い。

  • 営業赤字 ▲204
  • 最終損失 ▲423

経常利益 231は
為替差益 407百万円によるもの。

本業ではない。

好況で良い会社ではない。
不況で残れるか?で見る。

固定費を安定収益で賄える構造ではない。

よって

収益耐性は低め。
財務耐性は高め。

アンバランスだ⚖️


④ 財務と資産はどこまで耐えられるか

ここが最大の強み🔥

現預金 3,257百万円

有利子負債
・1年内返済予定長期借入金 453
・長期借入金 15

合計 約468百万円

実質ネットキャッシュ体質。

清原式NC的に見れば、
安全圏銘柄。

自己資本 4,293百万円

営業赤字が続いても
数年は耐える体力がある。

市場が警戒するのは

・営業赤字拡大
・追加大型評価損

この2点。

株価が
純資産×大幅ディスカウント水準に近づくと
安全域意識が働きやすい。

これは
“当てる株価”ではなく
“壊れにくい価格帯”を探す作業だ🧠


⑤ 市場はなぜこの会社を評価していないのか

理由は明確。

✔ 本業赤字
✔ 不動産評価損
✔ 成長ストーリー不在
✔ セクター人気なし

数字は割安に見える。

だが市場は

「未来の物語」を買う。

この会社は
物語が弱い。

だから評価されない。

割安=即上昇
ではない。

割安=放置されやすい
だ。

ここを誤ると
“安いのに上がらない地獄”に入る🔥


🏁 最終整理:この銘柄との正しい付き合い方

これは

短期急騰株ではない。

✔ 財務耐久性を軸に
✔ 事業再構築の進捗を観察し
✔ 市場が過剰に悲観した時に拾う

タイプ。

時間軸が短い人には向かない。
歪み待ち投資。

評価されない前提に立てるなら
むしろ戦略はシンプル。

耐えられるか。
それだけだ🧱


🎯 行動メモ

観測ライン:純資産ディスカウント帯
主力ライン:営業黒字化確認後
想定外:追加大型減損発生