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読書感想:Netflixは「観る会社」or「買う会社」を検証する

2026/02/08

図書館で借りたネットフリックス関連の書籍4冊

「自分の時間を最も奪っているサービスに投資する」💰

📚これは投資の王道であり、
同時に、最も危険な思い込みでもある。

なぜなら、
時間を奪う=株主価値を生む
とは限らない。

Netflixは
流行なのか🔥
覇権なのか👑

それとも
「ピークを過ぎた優良サービス」なのか📉

この問いに答えるため、
図書館でNetflix関連の本を4冊借り、
「投資対象として所有できるか?」

この一点だけを軸に、読んでみた。🧠🔍


創業本が示すのは「ビジネスモデル」ではなく「生存様式」

『不可能を可能にせよ!』

これは成功物語ではなく、
生き残り方のマニュアル本だった。

DVD宅配 → ストリーミング → 自社制作。

ここで重要なのは
「どの事業が当たったか」ではない。

👉 当たっている事業を、自分で壊せたか
という、一点に尽きる⚡

投資目線で見ると、Netflixの強みは

  • ピボットを裏切りと感じない文化
  • 創業者がCEOの座に執着しないガバナンス
  • 技術変化を“敵”ではなく“前提”として扱う姿勢

これらは、一過性の競争優位ではない。
事業寿命を伸ばす構造そのものだ🧬

Netflixは「今の事業」が強い会社ではなく、
次の事業へ移行できる柔軟性が高い会社だ。


② BSに載らない“本丸”は人と文化

『NO RULES』

ここで話は一段深くなる🧠

🧑‍💻Netflix最大の資産は
コンテンツでも、アルゴリズムでもなく
才能と作品が極限まで濃縮された“密度”にある。🔥

  • 高給でも凡人は切る
  • 管理しない、が責任は重い
  • ルールを減らし、判断を増やす

これはBSにもPLにも載らない。
だが、長期ROIC※を決める核心になる。

実際、Netflixの

  • 営業利益率は20%台後半
  • FCFは直近で安定的にプラス
  • 追加投資がそのまま規模の経済に繋がりやすい

この背景には
「人材をコストではなく投資として扱う思想」がある。

清原式で見ると
Netflixはネットキャッシュ的に美しくない。


だがそれは、
筋肉質な人間を大量に抱える会社が、帳簿上きれいに見えない
それと同じ構造だ💪

👉 結論:
Netflixは
数字に出ない無形資産で、将来CFを稼ぐ会社

ただし──
この文化は

  • 成長が止まる
  • 株価が下がる
  • 報酬を維持できなくなる

この3点が揃った瞬間、
一気に逆回転する⚠️

※ROIC Return on Invested Capital(投下資本利益率)=企業が持つ資本を、どれだけ効率よく価値に変えているかを示す“長期競争力のスコア”


③ 巨額投資は浪費か、武器か

『Netflix コンテンツ帝国の野望』

年間1兆円超の制作費。
BSだけ見れば、正直グロテスクだ😨

だが、この本を読むと見え方が変わる。

Netflixは
「当たる作品を祈って作る会社」ではない。

👉 当たる確率を、事前に計算してから作る会社だ📊

  • 制作前に視聴時間を予測
  • 世界同時展開で回収速度を最大化
  • ヒットはIP化し、複数年で再利用

ここで重要なのは👇

制作費は
❌ 在庫
ではなく
視聴時間を生む設備投資

実際、

  • コンテンツ投資1ドルあたりの視聴時間効率
  • 1加入者あたりの制作費負担
    は年々改善している。

👉 結論:
この重たい投資は
データという堀(Moat)が機能している限り合理的

ただし、

  • ヒット率が落ちる
  • 視聴時間が伸びない
  • IPの再利用が効かなくなる

このどれかが起きた瞬間、
ROICは一気に崩れる📉


④ だからこそ、リスクも直視する

『巨大テック企業 無敵神話の嘘』

ここが一番大事だ🧨

Netflixは

  • 制作費インフレ
  • 会員成長の成熟化
  • Disney・Amazon・YouTubeとの時間争奪戦

すべてを正面から受けている。

特に重要なのは👇

Netflixは
未来のキャッシュフローを前借りして成長するモデル

だから

  • 高金利
  • 景気後退
  • リスクオフ

この局面では
真っ先に評価が剥がれる🧊

👉 学び:
Netflixは「守りの銘柄」ではない。

  • 加入者成長が止まり
  • ARPUが伸びず
  • マージン改善も止まった

この3点が揃えば、
株価は一段下の評価水準に落ちる。


総合判断:Netflixは投資対象としてアリか?

結論を逃げずに言う👇

❌ 清原式の「資産銘柄」ではない
ネットキャッシュで守られる安心感はない。
暴落耐性は低い。

⭕ だが「収益進化型銘柄」としては一級品

  • 世界同時展開
  • データによる制作最適化
  • 異常なタレント密度

この3点が同時に成立している企業は、ほぼ存在しない。

Netflixは
「今のCF」ではなく
「次のCF創出能力」を所有する銘柄
だ🚀

だから自分のスタンスはこうなる👇

  • 高値追いはしない
  • 期待が剥がれた局面で拾う
  • 四半期ごとに
  • 視聴時間
  • マージン
  • コンテンツ効率
    を確認し、崩れたら即撤退

Netflixは
観る会社としては日常
所有する会社としては、条件付きでアリ

この距離感を保てるかどうかが、
投資家としての分かれ目になる🧭