目次
投資判断サマリー(最初にこれ)🧠🔥
物置・オフィス家具メーカー。1940年に稲葉庄市氏が東京・墨田で金属プレス加工業を創業。
61年にオフィス家具、75年に物置の生産を開始した。イナバ物置は「100人乗っても大丈夫」のテレビCMで有名、鋼製物置はシェアトップ。
大型倉庫など品ぞろえも豊富。倉庫や小型店舗用途も拡販。オフィス家具は内田洋行などへのOEMが中心。
材料切断から梱包までの一貫生産体制が強みで、自社生産比率は9割超。
2013年から群馬県富岡市でメガソーラーを開始。
16年には28年ぶりの新工場が富岡で稼働した。
稲葉製作所の成長ドライブ
まとめると👇
❶ ストック受注で収益の予見性
❷ 高付加価値シフトで利益余地
❸ 世界マーケットの取り込み
❹ 割安評価の是正余地
👉 ストック × 付加価値 × 世界 × 時間
この4つが合わさって
“3倍取りを狙える構造” を作ってる。
① 事業の中身(何で稼いでる?)💰
🧱 A. 物置事業(メイン)
👉 稲葉=日本で最も有名な物置メーカー。
物置って言っても👇
- 屋外用大型物置
- 中小企業の倉庫代わり
- 住宅・工場の補助ストレージ
これって一見地味だけど、必需品カテゴリなんだよ。
📌 価格競争になりにくい
📌 修理・オプション需要が残る
📌 設置・工事が絡むと剥がれにくい
つまり👇
🔹 新規で売れた後、保守・付属品・スペース拡張で稼げる
この“ストック収益”が物置事業の強み!
🪑 B. オフィス家具事業(第2柱)
👉 オフィス家具は
- 机・椅子
- ロッカー
- ストレージラック
- キャビネット類
これは、企業が必ず調達する消耗品だし、リプレイス(買い替え)も定期的。
- ✔ オフィスの新設
- ✔ レイアウト変更
- ✔ 社員増加で増車増備
→ 需要が止まらない。
そしてオフィス家具は
📌 ブランド力が効く領域
📌 単なる安売りより
「耐久性・デザイン・保証」で選ばれる
コレは結構価値ある。
📊 事業別の稼ぎ方(最新データで総括)
| 事業部門 | 何で稼いでる? | 収益の性質 |
|---|---|---|
| 物置 | 住宅用・企業用物置の販売 | ストック型 + 追加需要 |
| オフィス家具 | 企業向けデスク・チェア・収納 | 消耗品回転型 but ブランド力あり |
👉 どっちも
売れた後にも稼げる要素が残るのが重要。
物置は
→ 維持・増設
オフィス家具は
→ 買い替え・リプレイス
この“収益の継続性”が、単なる売り切りとは全然違う。
② 市場と成長余地(伸びる土俵か?)📈
市場規模 / 将来性
▶ 物置
- 住宅ストック増・都市部の収納不足で底堅い
- 新築依存じゃない=不況耐性あり
- 法人(現場・中小倉庫)も一定需要
▶ オフィス家具
- 新設より移転・改装・入替が主戦場
- リモート併用でレイアウト刷新需要が継続
- 人間工学・ESGで質への置換が進む
👉 事業 × 市場の相性🎯
- どっちも“消えない需要”
- 爆伸びはしないが縮まない土俵
- 清原式的には「下で拾って耐える」向き💪
③ 競争優位性(勝ち筋はある?)⚔️
長期的優位性
- ブランド力:「物置=イナバ」の想起率
- 品質×耐久:買い替えサイクルで再指名
- 国内生産×供給安定:価格競争に巻き込まれにくい
競合比較(超要点)
- 安売り勢:価格勝負で消耗
- 大手総合:主力が分散
- 稲葉:ニッチ集中で勝ち続ける構造
👉 残る理由=“必要×信頼×集中”
④ 経営と戦略(誰がどう舵を切る?)🧠
経営陣
創業家系譜+製造業ど真ん中
派手さゼロ、堅実MAX
経営方針
- 無理な多角化しない
- 設備投資・品質を削らない
- 景気に逆らわず、時間を味方にする
👉 信じられるタイプ
(株価を煽らない=長期投資向き😎)
⑤ 成長シナリオ(3年後どうなる?)🚀
3年モデル(仮説)
- 売上:年率2〜4%の積み上げ
- 利益:高付加価値化で緩やか改善
- 物置:買替+法人で安定増
- 家具:入替需要で横→微増
伸びしろ🔥
- 価格転嫁の定着
- 法人向け強化
- 海外は慎重(失敗しにくい)
👉 3年後:派手じゃないが“確実に一段上”
→ 株価は評価見直し余地あり📈
⑥ 前提条件・リスク⚠️
崩れる条件
- 建築需要の長期低迷
- 原材料高を転嫁できない
- 価格競争に巻き込まれる
想定外
- 災害による供給停止
- 為替急変(限定的)
👉 致命傷リスクは小さいが、加速力も弱い
⑦ 会社概要(あとで読む)📜
- 会社名:稲葉製作所
- 由来:「100人乗っても大丈夫」で有名😆
- 創業:戦後
- 沿革:金属加工 → 物置・家具で地位確立
👉 知らなくても投資判断はできる🤣
🧠 総まとめ(ため語)
- 市場:縮まない
- 強み:ニッチで圧勝
- 経営:堅実で裏切らない
- 3年後:静かに評価が上がるタイプ
👉 **一発屋じゃない。
時間をかけて“効いてくる株”**だな😎🔥
財務3表(BS・PL・CF)

1.貸借対照表 (BS)🧾🛡️
| 決算年月日 | 2021年7月31日 | 2022年7月31日 | 2023年7月31日 | 2024年7月31日 | 2025年7月31日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 現預金等 | 13,377 | 12,912 | 13,755 | 13,803 | 13,748 |
| その他流動資産 | 14,868 | 17,966 | 17,425 | 17,716 | 17,543 |
| 有形固定資産 | 24,053 | 24,122 | 23,306 | 24,294 | 24,299 |
| 無形固定資産 | 328 | 334 | 316 | 292 | 548 |
| 投資等 | 3,841 | 4,012 | 4,346 | 4,438 | 3,329 |
| 総資産 | 56,466 | 59,346 | 59,147 | 60,543 | 59,467 |
| 流動負債 | 15,878 | 17,667 | 15,780 | 16,044 | 14,508 |
| 固定負債 | 848 | 913 | 932 | 929 | 939 |
| 資本(純資産)合計 | 39,740 | 40,766 | 42,436 | 43,570 | 44,020 |
| 負債資本合計 | 56,466 | 59,346 | 59,147 | 60,543 | 59,467 |
※単位:百万円
現金・預金💰
約137億円で5年間ほぼ横ばい。減ってない=守り強い。
有利子負債🏦
固定+流動合わせて~15.4億円。
👉 実質ほぼ無借金。
ネットキャッシュ比率
(現金−有利子負債)=大幅プラス。
👉 金利上昇局面でもノーダメ。
自己資本比率
44,020 / 59,467 ≒ **74%**🔥
👉 上場企業トップクラスの安全域。
流動比率
流動資産(約312億) / 流動負債(145億) ≒ 215%
👉 短期資金ショートの心配ゼロ。
🧠 結論:
倒産?考えなくていいレベル。10年耐久型。
2.損益計算書 (PL)📈💸
| 決算年月日 | 2021年7月31日 | 2022年7月31日 | 2023年7月31日 | 2024年7月31日 | 2025年7月31日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 37,800 | 39,153 | 41,825 | 42,414 | 41,906 |
| 売上合計 | 37,800 | 39,153 | 41,825 | 42,414 | 41,906 |
| 売上原価 | 27,058 | 29,530 | 31,315 | 31,234 | 31,869 |
| その他費用収益 | 8,376 | 8,102 | 8,539 | 8,739 | 8,490 |
| 費用等合計 | 35,434 | 37,632 | 39,854 | 39,973 | 40,359 |
| 売上総利益 | 10,741 | 9,623 | 10,510 | 11,180 | 10,037 |
| 税引前当期利益 | 3,057 | 2,181 | 2,899 | 3,475 | 2,222 |
| 当期純利益 | 2,365 (6.3%) | 1,521 (3.9%) | 1,971 (4.7%) | 2,442 (5.8%) | 1,547 (3.7%) |
| 当期純利益 | 2,365 | 1,521 | 1,971 | 2,442 | 1,547 |
※単位:百万円
売上高トレンド
右肩上がり→高水準で横ばい(41〜42bn)。
👉 成長株ではないが、需要安定型。
売上総利益率(超重要🔥)
2025年:10,037 / 41,906 ≒ 24%
👉 製造業としては合格ライン。
営業利益率
税前利益ベースで5〜8%レンジ。
👉 値上げが効く年は強い。
固定費の重さ(販管費率)
売上総利益の大半を販管費が食う。
👉 固定費型ビジネス(景気影響あり)。
🧠 結論:
低粗利・安定回転型。爆発力はないが崩れにくい。
3.キャッシュフロー (CF)💵🌊
| 決算年月日 | 2021年7月31日 | 2022年7月31日 | 2023年7月31日 | 2024年7月31日 | 2025年7月31日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 営業活動によるキャッシュフロー | 5,037 | 3,086 | 2,976 | 3,714 | 3,018 |
| 投資活動によるキャッシュフロー | -2,892 | -2,218 | -1,699 | -2,263 | -1,887 |
| 財務活動によるキャッシュフロー | -1,956 | -533 | -434 | -1,403 | -1,186 |
| 現預金等の換算差額 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 現預金等純増減額 | 189 | 335 | 843 | 48 | -55 |
※単位:百万円
営業CF
毎年**+30〜50億**で安定。
👉 本業は確実にキャッシュを生む。
投資CF
毎年マイナス=設備・更新を継続。健全。
財務CF
配当・自社株等でマイナス。
👉 株主還元優先。
フリーCF
営業CF − 投資CF = 常にプラス🔥
現金残高
5年でほぼ不変。
👉 PLは嘘ついてない。
📌財務3表の総合分析(ここが肝)🔥
① 財務安全性
倒産リスク:低(実質無借金・自己資本74%)
② 収益構造
低粗利 × 固定費型の安定製造業
③ キャッシュ創出力
営業CFは常時プラス、回り切っている
④ 方向性
成長は鈍化だが、悪化ではない。横ばい安定
✅ まとめ
① 会社を一言で言うと?(核心)🎯
本銘柄は国内ストック需要向けの「物置・オフィス収納」事業を中核とする、超堅牢な財務を持つ安定製造業だ。
成長余地は住宅ストック更新・防災需要・法人の省スペース化にあり、一方で最大のリスクは国内需要の頭打ちによる“成長の鈍化”。
評価が変わるタイミングはPBR是正(1倍意識)や自社株買い強化で、現時点の方針は**「優待前提でホールド、下げは拾う」**とする🧭
② 勝ち筋は何か?(再確認)⚔️
- 物置・収納という生活インフラ寄り事業が
- 国内住宅・法人市場で
- ブランド力+品質+流通網を武器に
- 安定回転でキャッシュを積み上げ続ける
👉 爆発力じゃない、“残り続ける力”で勝つ銘柄💪
③ 最大のリスクは何か?⚠️
国内市場の縮小で「売上が緩やかに右肩下がりに入ること」
👉 監視ポイントは
- 売上高が3年連続で減少
- 営業CFがマイナス化
ここ来たらシナリオ再点検👀
④ 時間軸と期待値 ⏳📈
- 時間軸:長期(3〜5年)
- 期待値:配当+優待+PBR是正で年5〜8%+α
👉 2倍狙いではないが、時間をかけた再評価型🕰️
⑤ 行動方針(超重要)🧭🔥
今は
👉 監視〜ホールド(優待前提)
追加する条件
- PBR 0.5倍割れ
- 全体相場の暴落で1500円割れ
- 自社株買い or 増配発表📣
手放す条件
- 営業CFが連続マイナス
- 財務安全性が崩れる兆候
- 「守りの銘柄」である前提が壊れた時
🧠 清原式的ひと言
これは
🚀 夢を買う株じゃない
🛡️ 時間と安心を買う株
