企業分析リポート

企業分析リポート:稲葉製作所(3421)

投資判断サマリー(最初にこれ)🧠🔥

物置・オフィス家具メーカー。1940年に稲葉庄市氏が東京・墨田で金属プレス加工業を創業。

61年にオフィス家具、75年に物置の生産を開始した。イナバ物置は「100人乗っても大丈夫」のテレビCMで有名、鋼製物置はシェアトップ。

大型倉庫など品ぞろえも豊富。倉庫や小型店舗用途も拡販。オフィス家具は内田洋行などへのOEMが中心。

材料切断から梱包までの一貫生産体制が強みで、自社生産比率は9割超

2013年から群馬県富岡市でメガソーラーを開始。

16年には28年ぶりの新工場が富岡で稼働した。

稲葉製作所の成長ドライブ

まとめると👇

ストック受注で収益の予見性
高付加価値シフトで利益余地
世界マーケットの取り込み
割安評価の是正余地

👉 ストック × 付加価値 × 世界 × 時間
この4つが合わさって
“3倍取りを狙える構造” を作ってる。

① 事業の中身(何で稼いでる?)💰

🧱 A. 物置事業(メイン)

👉 稲葉=日本で最も有名な物置メーカー

物置って言っても👇

  • 屋外用大型物置
  • 中小企業の倉庫代わり
  • 住宅・工場の補助ストレージ

これって一見地味だけど、必需品カテゴリなんだよ。

📌 価格競争になりにくい
📌 修理・オプション需要が残る
📌 設置・工事が絡むと剥がれにくい

つまり👇
🔹 新規で売れた後、保守・付属品・スペース拡張で稼げる

この“ストック収益”が物置事業の強み!


🪑 B. オフィス家具事業(第2柱)

👉 オフィス家具は

  • 机・椅子
  • ロッカー
  • ストレージラック
  • キャビネット類

これは、企業が必ず調達する消耗品だし、リプレイス(買い替え)も定期的。

  • ✔ オフィスの新設
  • ✔ レイアウト変更
  • ✔ 社員増加で増車増備

→ 需要が止まらない。

そしてオフィス家具は
📌 ブランド力が効く領域
📌 単なる安売りより
「耐久性・デザイン・保証」で選ばれる

コレは結構価値ある。


📊 事業別の稼ぎ方(最新データで総括)

事業部門何で稼いでる?収益の性質
物置住宅用・企業用物置の販売ストック型 + 追加需要
オフィス家具企業向けデスク・チェア・収納消耗品回転型 but ブランド力あり

👉 どっちも
売れた後にも稼げる要素が残るのが重要。

物置は
→ 維持・増設
オフィス家具は
→ 買い替え・リプレイス

この“収益の継続性”が、単なる売り切りとは全然違う。

 

② 市場と成長余地(伸びる土俵か?)📈

市場規模 / 将来性

▶ 物置

  • 住宅ストック増・都市部の収納不足で底堅い
  • 新築依存じゃない=不況耐性あり
  • 法人(現場・中小倉庫)も一定需要

▶ オフィス家具

  • 新設より移転・改装・入替が主戦場
  • リモート併用でレイアウト刷新需要が継続
  • 人間工学・ESGで質への置換が進む

👉 事業 × 市場の相性🎯

  • どっちも“消えない需要”
  • 爆伸びはしないが縮まない土俵
  • 清原式的には「下で拾って耐える」向き💪

③ 競争優位性(勝ち筋はある?)⚔️

長期的優位性

  • ブランド力:「物置=イナバ」の想起率
  • 品質×耐久:買い替えサイクルで再指名
  • 国内生産×供給安定:価格競争に巻き込まれにくい

競合比較(超要点)

  • 安売り勢:価格勝負で消耗
  • 大手総合:主力が分散
  • 稲葉:ニッチ集中で勝ち続ける構造

👉 残る理由=“必要×信頼×集中”


④ 経営と戦略(誰がどう舵を切る?)🧠

経営陣

  • 創業家系譜+製造業ど真ん中

  • 派手さゼロ、堅実MAX

経営方針

  • 無理な多角化しない
  • 設備投資・品質を削らない
  • 景気に逆らわず、時間を味方にする

👉 信じられるタイプ
(株価を煽らない=長期投資向き😎)


⑤ 成長シナリオ(3年後どうなる?)🚀

3年モデル(仮説)

  • 売上:年率2〜4%の積み上げ
  • 利益:高付加価値化で緩やか改善
  • 物置:買替+法人で安定増
  • 家具:入替需要で横→微増

伸びしろ🔥

  • 価格転嫁の定着
  • 法人向け強化
  • 海外は慎重(失敗しにくい)

👉 3年後:派手じゃないが“確実に一段上”
→ 株価は評価見直し余地あり📈


⑥ 前提条件・リスク⚠️

崩れる条件

  • 建築需要の長期低迷
  • 原材料高を転嫁できない
  • 価格競争に巻き込まれる

想定外

  • 災害による供給停止
  • 為替急変(限定的)

👉 致命傷リスクは小さいが、加速力も弱い


⑦ 会社概要(あとで読む)📜

  • 会社名:稲葉製作所
  • 由来:「100人乗っても大丈夫」で有名😆
  • 創業:戦後
  • 沿革:金属加工 → 物置・家具で地位確立

👉 知らなくても投資判断はできる🤣


🧠 総まとめ(ため語)

  • 市場:縮まない
  • 強み:ニッチで圧勝
  • 経営:堅実で裏切らない
  • 3年後:静かに評価が上がるタイプ

👉 **一発屋じゃない。
 時間をかけて“効いてくる株”**だな😎🔥

 

財務3表(BS・PL・CF)

1.貸借対照表 (BS)🧾🛡️

決算年月日2021年7月31日2022年7月31日2023年7月31日2024年7月31日2025年7月31日
現預金等13,37712,912down13,755up13,803up13,748down
その他流動資産14,86817,966up17,425down17,716up17,543down
有形固定資産24,05324,122up23,306down24,294up24,299up
無形固定資産328334up316down292down548up
投資等3,8414,012up4,346up4,438up3,329down
総資産56,46659,346up59,147down60,543up59,467down
流動負債15,87817,667up15,780down16,044up14,508down
固定負債848913up932up929down939up
資本(純資産)合計39,74040,766up42,436up43,570up44,020up
負債資本合計56,46659,346up59,147down60,543up59,467down

※単位:百万円

現金・預金💰

137億円で5年間ほぼ横ばい。減ってない=守り強い

有利子負債🏦

固定+流動合わせて~15.4億円
👉 実質ほぼ無借金

ネットキャッシュ比率

(現金−有利子負債)=大幅プラス
👉 金利上昇局面でもノーダメ。

自己資本比率

44,020 / 59,467 ≒ **74%**🔥
👉 上場企業トップクラスの安全域。

流動比率

流動資産(約312億) / 流動負債(145億) ≒ 215%
👉 短期資金ショートの心配ゼロ。

🧠 結論

倒産?考えなくていいレベル。10年耐久型。

2.損益計算書 (PL)📈💸

決算年月日2021年7月31日2022年7月31日2023年7月31日2024年7月31日2025年7月31日
売上高37,80039,153up41,825up42,414up41,906down
売上合計37,80039,153up41,825up42,414up41,906down
売上原価27,05829,530up31,315up31,234down31,869up
その他費用収益8,3768,102down8,539up8,739up8,490down
費用等合計35,43437,632up39,854up39,973up40,359up
売上総利益10,7419,623down10,510up11,180up10,037down
税引前当期利益3,0572,181down2,899up3,475up2,222down
当期純利益2,365
(6.3%)
1,521down
(3.9%)down
1,971up
(4.7%)up
2,442up
(5.8%)up
1,547down
(3.7%)down
当期純利益2,3651,521down1,971up2,442up1,547down

※単位:百万円

売上高トレンド
右肩上がり→高水準で横ばい(41〜42bn)。
👉 成長株ではないが、需要安定型

売上総利益率(超重要🔥)
2025年:10,037 / 41,906 ≒ 24%
👉 製造業としては合格ライン

営業利益率
税前利益ベースで5〜8%レンジ
👉 値上げが効く年は強い。

固定費の重さ(販管費率)
売上総利益の大半を販管費が食う。
👉 固定費型ビジネス(景気影響あり)。

🧠 結論
低粗利・安定回転型。爆発力はないが崩れにくい。

3.キャッシュフロー (CF)💵🌊

決算年月日2021年7月31日2022年7月31日2023年7月31日2024年7月31日2025年7月31日
営業活動によるキャッシュフロー5,0373,086down2,976down3,714up3,018down
投資活動によるキャッシュフロー-2,892-2,218up-1,699up-2,263down-1,887up
財務活動によるキャッシュフロー-1,956-533up-434up-1,403down-1,186up
現預金等の換算差額00up0down0up0down
現預金等純増減額189335up843up48down-55down

※単位:百万円

営業CF
毎年**+30〜50億**で安定。
👉 本業は確実にキャッシュを生む。

投資CF
毎年マイナス=設備・更新を継続。健全。

財務CF
配当・自社株等でマイナス。
👉 株主還元優先。

フリーCF
営業CF − 投資CF = 常にプラス🔥

現金残高
5年でほぼ不変。
👉 PLは嘘ついてない

📌財務3表の総合分析(ここが肝)🔥

財務安全性
倒産リスク:(実質無借金・自己資本74%)

収益構造
低粗利 × 固定費型の安定製造業

キャッシュ創出力
営業CFは常時プラス、回り切っている

方向性
成長は鈍化だが、悪化ではない。横ばい安定

✅ まとめ

① 会社を一言で言うと?(核心)🎯

本銘柄は国内ストック需要向けの「物置・オフィス収納」事業を中核とする、超堅牢な財務を持つ安定製造業だ。

成長余地は住宅ストック更新・防災需要・法人の省スペース化にあり、一方で最大のリスクは国内需要の頭打ちによる“成長の鈍化”

評価が変わるタイミングはPBR是正(1倍意識)や自社株買い強化で、現時点の方針は**「優待前提でホールド、下げは拾う」**とする🧭


② 勝ち筋は何か?(再確認)⚔️

  • 物置・収納という生活インフラ寄り事業が
  • 国内住宅・法人市場
  • ブランド力+品質+流通網を武器に
  • 安定回転でキャッシュを積み上げ続ける

👉 爆発力じゃない、“残り続ける力”で勝つ銘柄💪


③ 最大のリスクは何か?⚠️

国内市場の縮小で「売上が緩やかに右肩下がりに入ること」
👉 監視ポイントは

  • 売上高が3年連続で減少
  • 営業CFがマイナス化

ここ来たらシナリオ再点検👀


④ 時間軸と期待値 ⏳📈

  • 時間軸:長期(3〜5年)
  • 期待値:配当+優待+PBR是正で年5〜8%+α

👉 2倍狙いではないが、時間をかけた再評価型🕰️


⑤ 行動方針(超重要)🧭🔥

今は
👉 監視〜ホールド(優待前提)

追加する条件

  • PBR 0.5倍割れ
  • 全体相場の暴落で1500円割れ
  • 自社株買い or 増配発表📣

手放す条件

  • 営業CFが連続マイナス
  • 財務安全性が崩れる兆候
  • 「守りの銘柄」である前提が壊れた時

🧠 清原式的ひと言

これは
🚀 夢を買う株じゃない
🛡️ 時間と安心を買う株