ゴールドはボラティリティが高く、リバウンド(リバトリ)を狙うには精度の高い戦略が必要です。
本記事では、ゴールドトレーダーが知っておくべき3つの重要なポイントを紹介します。
短期トレードにおいても中長期の視点からも使える、勝率を上げるための手法を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
ゴールドリバウンド戦略の鍵:勝率を上げる3つの鉄板手法
1時間足の陽線確定を待つ
ゴールドは下落した時の勢いが強いので適当にロングすると狩られることが多いです。
ゴールドの大きな下落後のリバトリを狙う場合、底打ちを示す材料が必要になります。
その材料の一つが1時間足の陽線確定になります。
2024年9月9日現在、ゴールド4時間足で陽線確定後のリバトリが出来たとろこに矢印をつけました(上記図参照)
1時間足で陽線確定後に上昇しているのが分かると思います。
ここがポイント
リバトリを狙う最低条件として1時間足で確定を待ってからエントリーする。
1時間足の確定を待つことは、忍耐が必要ですが、初心者のうちにこの習慣を身につけることで、勝率が全く違って来ます。
但し、1時間足の陽線確定のみを根拠としてエントリーするのはダメです。
以下の2つの根拠を加味することで勝ちを狙いに行けます。
4時間足の実体確定が揃ったら狙え
4時間足の安値の実体レベルで揃って確定したら狙えます。
以下のチャートを見てください。
赤丸1と赤丸2共に、4時間足の安値の実体レベルで揃って確定しています。
これだけで結構強い根拠になるので、利益確定さえ欲張らなければ、下位足にに下がって利益を積み上げることが出来ます。
1時間足の陽線確定と4時間足の安値の実体レベルで揃って確定していれば、ほぼ負けないエントリーポイントになります。
さらに、以下の鉄板パターンを加えれば無敵です。
ゴールドの鉄板パターンを把握する
ゴールドは気性が激しいので以下の図のようなパターンで動くことが多いです。
まず、①大きめな下落をしてから②横軸調整をします。その後、③大きめな下落をします。
そして最後に④大きなリバトリです。
ゴールド鉄板パターンと注意点
- 大きめな下落:エリオット波動の1波で獲りに行くのは難しい
- 横軸調整:この横軸調整は思ったより早く③に移行するので深追いしない
- 大きめな下落:プライスアクションを見ながら獲れる可能性がある
- 大きなリバトリ:エリオット波動の4波と5波に該当。
この中で一番獲りやすい※。
※なぜ一番獲りやすいかと言うと、ゴールドとシルバーに限って3波より4波のリバトリの方が狙いやすくて値幅も大きいからです。
実際に、最近のゴールド4時間足のチャートで説明すると:
1が大きな下落からの2が横軸調整、そして再度3で大きな下落、最後に4でリバトリという流れになっています。
具体的に4でリバトリをしてある程度、利が乗ってきたら、損切りラインをゼロにして、損切りゼロにしながらピラミッティングする方法もあります。
もしくは、15分足か5分足に執行足を落として、スキャルピングするのもありです。
今回紹介した3つのパターンでエントリーすることで勝率はグン〜んとよくなります。
似たようない値動きをするシルバーに使える手法です。
最後にまとめ
以下の3つの根拠が揃えば、ゴールド及びシルバーのトレードでは、ほぼ負けることはありません。
- 1時間足の陽線確定を待つ
- 4時間足の安値の実体レベルが揃っている
- ゴールドの鉄板パターンを把握する
さらに、場数を踏むことでさらに勝率を高めれます。
そして、やりながら1時間足と4時間足の確定を待つ忍耐と、鉄板パターンを見極めるスキルが身について来ます。
自分もチャートを見る時は、この鉄板パターンがあるかどうかを確認します。
この戦略はゴールドやシルバーだけでなく、類似した値動きをする他のコモディティにも応用可能です。